葬儀でのマナー・基礎知識をご紹介しています。

イギリスの葬儀

ジェントルマンとサッカー発祥の地として有名な国、イギリスの葬儀を紹介していきます。
 
イギリスでは、死者が出たら遺族は葬儀ディレクター(日本で言う葬儀屋)と会って葬儀の打ち合わせを行います。打ち合わせの中で希望する協会などが確認されるのですが、昔は納棺したら葬儀まで自宅で安置というのが一般的でしたが、近年では葬儀社の斎場や協会の礼拝堂などに安置されています。

葬儀

棺を自宅で安置している場合には、出棺前と棺の蓋を閉じる前に遺族は棺の周りに集まって最後のお別れをしてから霊柩車で教会に移送されます。
会葬者はその間協会のほうで待っていて、棺が到着すると祭壇の正面に置かれ棺を安置して葬儀が始まります。
葬儀公告を掲載する場合、「供花辞退」、「身内以外の供花辞退」など、花を受け取るかどうかを明記されています。供花は故人のために送られ  遺族の為に送られるものではないので、花に添付されるメッセージカードには「お悔やみ申し上げます」などのお悔やみの言葉は適切ではなく、「冥福を祈って」と明記するのが適切です。

エンバーミング

イギリスでは1954年に初めてエンバーミングの免許制度ができた。エンバーミングとは遺体を元の状態に戻すことを言い、大きな葬儀社では、このエンバーミングの免許を持った人を雇っています。ちなみにエンバーミングとは日本語に訳すと「死体防腐処理、遺体衛生保全」といい、死体に対しての腐敗を遅くしたりすなどの科学的な処置のことを言います。

埋葬と火葬

土葬の場合は、棺を墓地まで運び、埋葬時には吊し鎖で棺を墓穴のなかにつり下げている間、祈りの言葉が唱えられます。ちなみに会葬者は棺の上に土をかけるときもありますが、ほとんどが埋葬が終了する前に帰ってしまいます。
火葬では、葬儀が終わると火葬炉で火葬されます。その際に遺族であっても日本のように集骨などに立ち会うことはほとんどありません。灰になって遺灰についての法律は特にないので、故人が事前にまいて欲しい場所など指定していればその場所にまいても構いません。

green burinal(緑の埋葬)

イギリスのちょっと良いなと思ったのがこのgreen burinal(緑の埋葬)と いう習慣です。なにかというと土葬により埋められた棺の上に成長する木を植えて、木の生長とともに故人いつまでも思い出すというものです。
また火葬においても、遺灰となった灰を故人のお墓の周りや自宅の庭などにまいて新たな花々や木々を植えたりする習慣もあります。イギリスの考え方では人間は亡くなると自然の一部として見守るという風な感じのようです。

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